3月23日撮影中に頭部の負傷が伝えられていた「楽器を持たないパンクバンド」BiSH(ビッシュ)のメンバー、アイナ・ジ・エンドは3月30日、自身のTwitterでコメントと傷跡がうかがえる写真を公開した。
BiSHはその個性的な衣装と高い歌唱・パフォーマンス力でアイドルファンのみならず、ロックファンからも広く愛されている。アイナ・ジ・エンドはBiSHのメンバーとしてはもちろん、ソロとしても活躍。YouTubeの一発撮りのパフォーマンス動画シリーズ「THE FIRST TAKE(ファーストテイク)」で、BiSHの楽曲『オーケストラ』をアイナ・ジ・エンドが1人で歌い上げた動画は、現在1630万回再生されている。
今回の額の怪我は、ソロ撮影中に負ったもの。内側と外側で合計30針ほど縫ったそうで、その傷の大きさがうかがえる。彼女は「止まらない真っ赤な血と、痛み。引受先がなかなか決まらない救急車の中で息がうまく続かなくて寒くて体がどんどん冷えていくのが分かりました。死にたくないって思いました」と語る。
怪我により、4月4日までに行われるBiSHのライブ・テレビ出演が延期、または中止となることが発表された。これを受けて、彼女のコメントでは謝罪と悔しさが述べられている。今回公開された写真には、自身が「なかなか手強い傷」と称する傷跡が見える。傷について、「この傷跡に名前をつけて、かわいがるのだ。よかったら、傷ごと、ごろんと愛してください」と前向きな気持ちをファンに伝える。「普通のアイドル」では決してないアイナ・ジ・エンドだから、この傷を魅力に変えてしまうような言葉が出てきたのだろう。