「ダブレット」の2022年秋冬シーズンのテーマは、「This is Me」。ダイバーシティやインクルージョンの意義を再定義したコレクションとなっている。既存の服のサイズや仕様の概念を再考してアイテムを制作している。例えば、テーラードアイテムはプラスサイズモデルで採寸し、そのサイズを「Mサイズ」として提案。また凹凸が特徴的なデニムジャケットやジーンズ、迷彩パンツ、フーディーなどは、伝統的な有松絞りの伸縮性を生かして、多様なサイズの人々が同じサイズで着用できる仕様に。また、障がいのある人のために着脱しやすい機能を加えた服であるアダプティブウェアの要素をデザインとして採用した。さらに、バーチャルモデルや健常者、障がい者、プラスサイズモデルなどを起用し、リアルとバーチャルの垣根を超えて多様性の世界観を表現した。
本プロジェクトでは、「タムタムドット」の活動に共感した「タブレット」のデザイナーが、実際に「タムタムドット」のメンバーが手がけた絵画作品をセレクト。セレクトした絵画をTシャツの上で額装し、それをボディのサイドにプリントすることで、まるで作品を抱えているかのようなトロンプルイユTシャツ6型を制作した。また、Tシャツの表面にあしらわれたロゴは、パリの有名美術館の名称をパロディとして用いており、ブランド名のbをVに変更。「ダブレット」らしいユーモア溢れたデザインに仕上がっている。コラボTシャツは、2サイズ展開となっており、価格は8,800円。
また、本プロジェクト限定コラボアイテムを集めたポップアップイベントを、仙台のセレクトショップ「リヴォルーション(ReVoLuTioN)」のメンズ店「レクルールオム(LES COUREURS HOMME)」で、10月22日から30日まで開催する。本ポップアップイベントでは、コラボアイテムを限定販売するほか、廃棄予定の秋冬コレクションのトワルに「タムタムドット」メンバーが自由にイラストを描いた作品を実際のショーサンプルとともに展示する予定だ。