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コロナ禍で3密回避のレジャーとして「釣り」ブーム再燃 「ビームス」などアパレル業界からも熱視線

Sep 1, 2021.松井香里Tokyo,JP
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「ディーベック」の21/22秋冬コレクション 「ディーベック」公式リリースから

新型コロナウイルス感染症が拡大する中、夏休みもいよいよ終盤を迎えている。夏休みといえばテーマパークに遊びに行ったり、旅行に行ったりするのが定番だったが、コロナ禍で行動が制限され、何をして過ごそうかと頭を悩ませた人も多いのではないか。そんななか、子供から大人まで楽しめるレジャーであり、密集、密接、密閉の三密を回避できるため感染リスクが低いとして、釣りが人気を集めている。

釣り人気は、釣り具用品業界の業績に顕著に表れている。釣り製品や自転車部品を主に扱うシマノは、7月27日に2021年12月期の連結純利益を上方修正し、前期比48%増の937億円になる見通しを発表した。また同日には、東証株価が一時前日比1,665円(5.8%)高の3万400円まで上昇し、上場来高値を更新した。その後も株価は好調で、8月13日には一時3万2,100円まで上昇した。また、大手フィッシングブランドの「ダイワ(DAIWA)」を運営するグローブライドも、8月6日に2022年3月期第1四半期(21年4月から6月)連結決算を発表し、売上高が前年同期比62.0%の330.15億円、営業利益が同536.2%増の50.55億円、経常利益が同638.5%増の51.54億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同780.7%増の39.53億円となったことを発表し、その好調ぶりを見せた。

好調な釣り具用品業界は、アパレルにも参入している。グローブライドは、2017年3月に「ディーベック(D-VEC)」をローンチした。「ディーベック」は、長年フィッシングブランドの「ダイワ」が培ってきた機能性に、華やかさをプラスすることで、独創的なプロダクトを提案している。2021年春夏コレクションからは、「ヨウジヤマモト」で活躍したデザイナーの齊藤亮太氏をデザイナーに迎え入れ、話題となった。

既存のアパレルブランドからも、その釣り人気には注目が集まっている。3月には「コロンビア(Columbia)」のフィッシングウェアラインの「Performance Fishing Geer(通称:PFG)」に、「ビームス(BEAMS)」が別注したコレクションが発売された。このコレクションでは、ジャケットやTシャツ、キャップなどがラインアップ。「Columbia × BEAMS / 別注 PFG Logriver BMS Jacket」(2万6,400円)は、90年代に展開されていたアーカイブがベースモデルとして採用されたフィッシングジャケット。いたるところにポケットワークが施されており、シンプルなデザインながらもその高い収納力が魅力だ。

少し前は若者をはじめとした釣り離れが目立っていたが、近年じわじわとそれが再燃し始めていることは、経済を見てもファッション業界を見ても明らかだ。ファッショナブルなフィッシングアイテムが多数発表されている今、ファッションアイテムをきっかけに新しい趣味を持ってみるというのもいいかもしれない。

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