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未だ謎が多いアパレルブランド「ジョウンド」 デザイナーはカニエのスタジオ出身

Jul 21, 2023.岩見光Tokyo,JP
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デザイナーのジャスティン・サンダース

「ジョウンド(JJJJound)」は、カナダ・モントリオールを拠点に活動し、世界中で注目を集めるジャスティン・サンダース(Justin Saunders)が率いるクリエイティブスタジオ兼アパレルブランド。ジャスティン・サンダースは、イェ(Ye)ことカニエ・ウエスト(Kanye West)のクリエイティブエージェンシー、ドンダ(DONDA)でアートディレクターとして数多くのプロジェクトを手がけてきたカナダ出身のクリエイターでもある。

「ジョウンド」は2006年に創設され、ブランド開始から瞬く間に世界で影響力あるメンズウェアへと進化した。創設当初は、フォトブログの一種として立ち上げられ、のちにデザインスタジオを設け、オリジナルグッズを発売するようになったことで徐々にレーベル化した。現在も、コアなファンを中心にぐんぐんと人気を伸ばしている。

グッズはロゴだけをあしらったスエットシャツや、シンプルなタッチで描かれたイラストのプリントTシャツなど、どれもミニマルなデザインと落ち着いた色味、上質な素材が特徴。また、ここ2〜3年で、「ニューバランス(New Balance)」や「アシックス(ASICS)」、「ヴァンズ(VANS)」などとのコラボを通じ、スニーカーシーンに多大なる影響を与えてきた。

特に、「ヴァンズ」の「オールドスクール(OLD SKOOL)」、「リーボック クラシック(Reebok CLASSIC)」の「クラブC(CLUB C)」、「ニューバランス」の「M990v3」をベースに手がけたコラボスニーカーが注目の存在となっている。

アパレルはもちろん、シンプルだからこそ雰囲気のある生活雑貨も展開しており、設立当初から変わらないミニマルなデザイン性を、各アイテムや他ブランドとのコラボプロジェクトに取り入れている。

ジャスティン・サンダースは、彼自身の基本情報を明かさないため多くが謎に包まれているが、卓越したデザインセンスを活かし、音楽・ファッション業界の著名人と深い関係性を築いている。カニエのほか、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)やマシュー・ウィリアムズ(Matthew Williams)らとのつながりもあるという。彼の卓越したセンスは、展開アイテムからだけではなくブランド公式SNSの使い方からも感じ取ることができる。コンテンツから説明や文章を取り払った無駄のない質感も人気の1つだろう。

「ジョウンド」の最新アイテムは、7月20日(海外現地時間)に発売の「ヴァンズ」とのコラボスニーカー。2021年の「スケートミッド(OG SK8-MID LX)」から約2年、両者が再びタッグを組む。今回は「ヴァンズ」のプレミアムライン「ボルト バイ ヴァンズ(Vault by Vans)」もモデルを採用し、コラボ第3弾のアイテムとなる。アッパーをホワイトのキャンバスやクリームのスウェードオーバーレイで構築。いずれもシュータンラベルのロゴは撤廃し、一部「JJJJound」のピスネームなど「ジョウンド」らしいミニマルかつ上質なディテールで仕上げた。本コラボスニーカーは、7月20日(海外現地時間)に「ジョウンド」公式オンラインストアで発売され、7月28日(海外現地時間)に「ヴァンズ」取扱店で発売予定。

海外7月20日発売の「Sk8-Mid VLT LX JJJJound」

「ジョウンド」は7月6日、公式ツイッターで「We will start making video content this year.」とツイートしている。新しいプロジェクトが始動しているのだろうか。「ジョウンド」はもともとがフォトブログのスタジオであったため、映像のクオリティにも期待したい。

 

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