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ファーフェッチが2021年期通期決算を発表 流通取引総額は2019年の約2倍で4888億円

Feb 27, 2022.西岡愛華Tokyo, JP
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ラグジュアリーファッションECを運営するファーフェッチは2月24日、2021年期通期決算を発表した。売上高は前年比35%増の22億5660万ドル(2608億654万円*)、当期純利益は10億1651万ドル(1174億8314万円*、同31.8%増)だった。流通取引総額は42億ドル(4888億6768万円*)で、前年比33%増、前々年比98%増だった。

ファーフェッチの2021年の取り組みには、10月のファーフェッチのデジタルファッション機能を用いてデジタルアセットを身につけたモデルをフィーチャーした「バーバリー(Burberry)」のアウターキャンペーンや、11月のNetflixオリジナル作品「ザ・ハーダー・ゼイ・フォール:報復の荒野」の公開に合わせた「バルマン(BALMAIN)」とNetflixのコラボコレクションの発売、「タサキ アトリエ(Tasaki Atelier)」のハイジュエリーコレクションの独占販売などがある。2022年1月には、高級化粧品ECのヴァイオレット・グレーの買収を発表しており、今後はさらにZ世代向けのビューティ部門を展開していく。

ファーフェッチの創設者であり会長兼CEOのジョゼ・ネヴェス(José Neves)は、「ファーフェッチは、オンラインのラグジュアリーファッション業界をリードし続け、競合よりも速く成長し、収益性を拡大することに焦点を当てた、驚異的な2022年に向けて位置付けられます。ポストコロナという前例のない時代に入るにあたり、当社が世界中のラグジュアリーコミュニティのパートナーに提供したサポートを誇りに思います。ラグジュアリーファッション業界におけるキュレーター、クリエイター、そして消費者をつなぐという使命を果たしました。さらに、ブランドパートナーに戦略的価値を提供し、消費者に比類のない提案を提供する業界リーダーとして、これまで以上に強力な地位を築くことができます。また、ラグジュアリー業界のデジタル化が加速していることで、当社のプラットフォーム独自の機能を活用して、さらなる収益性を実現しながら市場シェアを獲得した実績を拡大する機会が浮き彫りになりました」とコメントしている。

*1ドル=115円換算(2月27日時点)

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