K-POPを代表する男性アイドルグループのBTSが所属する芸能プロダクションのハイブ(HYBE)は、米国のイサカ・ホールディングス(以下、イサカHD)を買収すると発表した。イサカHDは、音楽レーベルなどを手掛ける総合メディア会社で、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)やアリアナ・グランデ(Ariana Grande)といった世界的なアーティストが所属していることでも知られている。ハイブはイサカHDの全株式を10億5000万ドル(1155億円*)で取得し、5月の買収完了を目指している。ハイブは2020年10月に韓国取引所に上場し、一時は時価総額が1兆円を超えて話題になった。ハイブは米国の有力なプロダクションを傘下に収めることで韓国のアーティストを世界に売り出す戦略を加速させる。ハイブには、BTSの弟分のトゥモロー・バイ・トゥギャザー(TOMORROW X TOGETHER)などが所属している。
*1ドル=110円換算(4月6日時点)