ソトー(旧社名蘇東興業)、東海染工、ダイニック、日本フエルト、片倉工業、トーア紡コーポレーション、ダイトウボウが挙げられる。片倉工業や日本フエルトなどの名門企業が含まれている。
一方、東証1部から「スタンダード」に移行したアパレル&ライフスタイル関連企業には:
ジーフット、キャンドゥ、オンリー(2022年1月18日で上場廃止)、フェリシモ、はるやまホールディングス、タカキュー、キング、ナイガイ、ヤマトインターナショナル、タキヒヨー、ダイドーリミテッド、キムラタン、ルックホールディングス、クラウディアホールディングス、愛眼、ナルミヤ・インターナショナル、近鉄百貨店、井筒屋。
やはりダイドーリミテッド(旧社名大同毛織)、名古屋アパレル業界の盟主ともいえるタキヒヨー(旧社名瀧兵)、ナイガイ(旧社名内外編物)などの名門企業の名前が見える。ちなみに紳士服チェーンでは業界1位の青山商事、業界第2位のAOKIホールディングス、業界第3位のコナカは「プライム」だが、第4位のはるやまホールディングスは「スタンダード」へ移行した。
東証1部からスタンダード市場への移行は「降格」のように受け取られがちで、イメージ低下につながるという捉え方もあるが、社業のグローバル展開もないままに、「プライム」に移行してもさしたるメリットはないということからスタンダードを申請した企業もある。なお上場費は数百万円で、若干「プライム」の方が高い。
また注目されていた6期連続赤字決算中の三陽商会は、経過措置を申請して今回プライム市場に採用された。海外での社債発行の予定や海外投資家に株を買ってもらって、時価総額100億円(1月14日現在約105億円)をキープする狙いがあるのかどうか。「プライム」でも「スタンダード」でもいいが、100万円でもいいからなんとか2022年2月期には7年ぶりの黒字化決算を果たして株主に報いてもらいたいものだ。