・営業利益:54億6400万円(+92.1%)
・経常利益:60億2300万円(+100.7%)
・親会社株主に帰属する四半期純利益:44億9800万円(+260.4%)
という具合で利益に関してはコロナ禍前の水準に完全に戻っている。これなら現在史上最高値を更新している株価は3000円台をうかがう動きになっても不思議ではない。化粧品売り上げの比率は大きくはないが、PR・宣伝に注力すれば様変わりもありそうだ。
上昇率第3位(+57.8%)は訪問販売のシャルレ。女性下着がメイン商材だが、ファインバブル技術を駆使したシャワーヘッドが大きな売り上げになりつつあり、今期はさらに化粧品分野が好調。アカマツの球果や茶葉などから得られた複合成分を新たに加えたシャンプー・コンディショナー・トリートメント、「ハロキティ」のデザインをパッケージにしたスキンケア商材などが好調に推移した。化粧品類は前年比12.6%増の11億800万円に伸長して業績を底支えした。11月11日発表の第2四半期(2021年4月1日〜2021年9月30日)の業績は:
・売上高:79億6900万円(+24.8%)
・営業利益:11億5700万円(前年は-8億500万円)
・経常利益:11億6700万円(前年は-7億9000万円)
・親会社株主に帰属する四半期総利益:8億8600万円(前年は-13億5500万円)
と前年に比べて一変した。すでにほぼ通期の利益予想の90%を確保した水準にあり、これを先取りするように株価は前年に比べて黒字化を達成した第1四半期の発表(8月10日)後に動き始め、300円台から868円(11月4日)まで急騰した。その後は一服したが、コロナ禍により悪化した業績が一変した銘柄が急騰する一例になった。女性下着に加えてEコマースの強化、シャワーヘッドなどファインバブル事業、化粧品事業など複数の要因が業績一変の要因だ。なお同社の場合2021年1月に50歳以上の社員を対象にしたセカンドキャリア選択支援制度を採用し、毎年継続的な募集を行うことを発表しすでに実施している。
※「SEVENTIE TWO」化粧品関連74銘柄
アジュバンコスメジャパン、セーレン、シャルレ、ビューティ ガレージ、エコナック、イワキ、オーベクス、ライオン、ノエビアホールディングス、ナノキャリア、長谷川香料、加賀電子、西川ゴム工業、マンダム、RVH、ロート、ニッピ、セルソース、ナック、資生堂、PALTAC、スクロール、アプライド、ハウスオブローゼ、ミルボン、CBGM、ハリマ共和物産、クニミネ工業、コーセー、アイビー化粧品、東洋製糖、MRKホールディングス、ストリーム、日本精化、ジー・スリー、メディパル、粧美堂、朝日印刷、片倉コープアグリ、シーボン、花王、イデアインタ、MHグループ、不二硝子、ハーバー研究所、インタートレード、ファーマフーズ、フォーシーズ、大木ヘルス、コタ、田谷、ポーラ・オルビスホールディングス、森六、ティーライフ、日本色材工業研究所、ファンケル、チタン工業、日華化学、免疫生物研究所、富士フィルム、あらた、総医研ホールディングス、MTG、大阪有機化学工業、ヤーマン、Ine 、北の達人、ピアラ、プレミアアンチエイジング、アクサスホールディングス、グラフィコ、パス、アイケイ、アイスタイル