
「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」のディフュージョンラインとして誕生した「マーク バイ マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)」は惜しくも2015年にブランド閉鎖となったが、マークが再び新しいレーベル「ザ マーク ジェイコブス(THE Marc Jacobs)」を立ち上げると5月30日に発表した。レディ・トゥ・ウェア、バッグ、シューズ、ジュエリー、アクセサリーと多岐にわたる商品ラインアップと幅広い価格帯で、ランウエイでフルルックを見せるメインラインとは異なり、パーソナルなスタイルを自分流に楽しめるアイテムを揃えている。「ザ マーク ジェイコブス」は、積極的にコラボレーションを行い、シーズン性よりも「M-Archives」と呼ばれる「マーク ジェイコブス」の過去のアーカイブからの復刻モデルをリメイクしたアイテムが展開される。デザイナーのマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)は、「もっと“アイテムフォーカス”できるような、既存のコレクションとは違うことがしたかったんだ」と語る。
デビューコレクションでは、「ストゥッテルハイム(Stutterheim)」のレインコートや「ショット(Schott)」のレザーといった伝統的なクラフツマンとの取り組みにより実現したラインアップがあり、また「マーク ジェイコブス」のヘッドピースを毎シーズンにわたってデザインする帽子職人のスティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)を始め、写真家のユルゲン・テラー(Juergen Teller)、映画監督のソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)、ピーナッツ(Peanuts)、「ニューヨーク・マガジン(New York magazine)とのコラボレーションも発表された。
「ザ マーク ジェイコブス」は、直営店はまだなく5月より「マーク ジェイコブス」のオンラインストアと店舗、BOOKMARCにて展開。ニューヨークのグリーンストリートのソーホー(SoHo Greene Street)では6月4日からポップアップが開催中。