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China|「上海高島屋」が中国撤退で90億円以上の損失 中国での小売りの難しさがまた浮き彫りに 

Jul 1, 2019.高村 学Shanghai,CN
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「上海高島屋」公式HPより

高島屋は6月25日、中国の「上海高島屋」を8月25日で閉店するとともに現地法人の上海高島屋百貨有限公司を清算すると発表した。家主との間で家賃減額交渉を進めていたが交渉が不成立となったことが最終的な要因だが、7期連続で営業赤字だったことが直接的な要因であろう。

高島屋の海外店舗は、1993年のシンガポールを皮切りに、翌年には台北(2016年に事業撤退、現在は名称の使用許諾をしているのみ)、2012年に上海、2016年にベトナム・ホーチミンに出店し、「上海高島屋」は3店舗となる海外店舗であった。

「上海高島屋」は、2017年2月期は63億円の売上高に対して約16億円の赤字、2018年2月期は70億円の売上高に対して約30億円の赤字を計上し、2019年2月期も収益は改善されず約15億円の赤字を計上していた。閉店に伴う費用として、2020年2月期に20〜30億円の特別損失を計上する見通しで、「上海高島屋」の1店舗で3期だけで約90億円の損失となる。

2018年11月には、タイ・バンコクの大型複合施設 「アイコンサイアム(ICONSIAM)」内に「サイアム高島屋」をオープンしたが、黒字化には至っていない。

一方で、シンガポール店は年商181億円、経常利益40億円、純利益33億円(2019年3月期)と望外の大成功を収めている。今回の上海店撤退で中国での小売りビジネスの難しさがまた浮き彫りになった恰好だ。

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