
東京ソワールは11月14日、2025年12月期の第3四半期決算(1〜9月)を発表した。売上高は122億9100万円と前年同期比3.2%増えた一方で、営業利益は2億8600万円(同13.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億1400万円(同9.7%減)と、増収ながら利益が縮小した。
主力のフォーマル事業は、売上高が110億1400万円(前年同期比4.6%減)、営業利益は2億200万円(同43.9%減)と大幅な減益となった。卸売では取引条件の見直しや不採算店舗からの撤退、在庫回転率の改善など、収益体質の強化を継続。小売では10月に「ニュウマン高輪」でポップアップストアを展開するなど、新規顧客との接点創出に注力した。
一方、「キャナル ジーン(CANAL JEAN)」を展開するライフスタイル事業は堅調だった。売上高は12億7700万円、営業利益は8400万円を確保した。猛暑の影響で一部カテゴリーの売上に苦戦もあったが、売れ筋の早期把握による機会損失の抑制や、高単価アイテムの伸長が寄与した。また、3月に出店した「ルミネエスト新宿店」が順調に推移しており、ECとリアル店舗の双方で安定した成長が続いている。
同社は2025年12月期通期の業績見通しを据え置いた。売上高は167億円(前年比6.4%増)、営業利益は3億円(同23.4%増)を見込む。純利益は3億3000万円(同34.1%減)と減益予想だが、第3四半期で進捗率は95%に達している。





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