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中国での「無印良品」商標権をめぐる最近の動き

Nov 15, 2018.セブツー編集部Beijing, CN
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11月2日、株式会社良品計画は一部メディアの「中国において『無印良品』の商標が使えなくなる」といった報道に対して、中国で「無印良品」の商標が使えなくなるということはないという見解を発表した。

「無印良品」は2005年に中国に進出して第1号店をオープンした。現在、中国において国際分類の第24類以外の1~45種類の商標はすべて登録している。しかし、ベッドカバーやタオルなどの商品カテゴリーを指す第24類は、中国の別の会社が登録した。無印良品商業有限公司(以下、MUJI上海)は2001年に、第24類の商標権について異議申立てを行い、それ以降長年にわたって第24類を取り戻すために訴訟で争ってきた。同社は第24類については訴訟が進行しているという。なお、中国以外の国においては、24類の商標は使うことが可能だ。

また、上記別会社が、第24類に該当する商品の一部に「無印良品」を誤って使用していたことを理由に、中国において良品計画とMUJI上海に損害賠償等を求めていた。 昨年12月に、別会社側の主張を一部認定する第一審判決があったが、良品計画およびMUJI上海はすぐに控訴し、現在第二審が進行している。

また、第24類の権利者からライセンスを受けるなどして、「無印良品」を看板に掲げ内装や品揃えも類似した店舗を運営しているとして、今度は良品計画グループが訴訟し、勝訴判決を得て、賠償金約200万元(約3,272万円*)の支払いを受けている。


*1中国元=16.36円で換算(11月15日時点)

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