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アンダーアーマー株が久方ぶりに動意づく

Nov 28, 2019.橋本雅彦Tokyo,JP
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11月上旬に、アンダーアーマー社は会計処理をめぐりここ2年余りにわたりSEC(米証券取引委員会)と米司法省の調査に協力していることを明らかにした。同時に「不適切な行為は行っていない」と同社は発表したが、株価は大幅に下落して20ドル以下に低迷していた。そのアンダーアーマー社に関して、11月29日に、レイモンド・ジェームス・アソシエイツ社のアナリストであるマシュー・アククリントックが、特にシューズ部門の新製品に対する市場の期待感の強さを評価して投資判断を「OUT perform」(平均以上)から「strong buy」(強気)に変更して、目標を30ドルにしたのを受けて、株価はその前日比7%高の17ドル66セントを一時マークして久方ぶりに20ドルに迫る勢いを見せた。

同社は2018年12月期決算で4630万ドル(約48億円)の純損失を計上。2017年12月期の純損失4826万ドル(約53億円)からはわずかながら改善したものの2年連続の最終赤字。今期の赤字も避けられず、2023年までは損失の圧縮に注力する見通しだ。人員削減店舗閉鎖、原料調達先変更に加え、消費者へのダイレクト販売強化などが打ち出されている。

 

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