一般社団法人ユニステップス(unisteps)は、「FASHION FRONTIER PROGRAM」と題し、開拓者精神を持つ未来のファッションデザイナーを育成・支援するプログラム一期生の募集を開始した。年齢制限はなく、ファッションデザイナーとして新たな一歩を踏み出したい人を募集する。選ばれた応募者は、社会的責任と創造性を併せ持つ衣服をデザインし、その審査を受けることになる。最終審査までの過程では、様々なジャンルのサポーターやアドバイザーから指導や、さらには作品発表の機会とメディアでの発信の援助を受けられる。
募集期間は7月5日から8月5日までで、審査通過者は8月下旬から11月までサポートを受けられる予定だ。11月末には作品の撮影や最終審査が、12月中には受賞者の発表が行われ、受賞者は2022年1月から本格的にラボへ参加することになる。審査員には「VOGUE JAPAN」の渡辺三津子編集長をはじめ、同プログラムの発起人でありファッションデザイナーの中里唯馬、慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章など、各界の第一人者が集まった。後援には環境省を、メディアパートナーには「VOGUE JAPAN」を迎え、7月21日に配信予定のローンチ記念トークイベントでは環境大臣の小泉進次郎と渡辺三津子、中里唯馬による鼎談が行われるなど、業界内外の注目を集めるプログラムになるだろう。
中里唯馬は、「気候変動、人種差別、経済格差など、私たちは多くの深刻な社会的課題に直面しています。そんな中、多くの環境負荷をもたらすとされるファッション業界は今、変革の時を迎えているのではないでしょうか。FASHION FRONTIER PROGRAMは、そんな状況に立ち向かう、勇気と志を持った未来のファッションデザイナーを発掘し、称え、そして育む事が、業界だけでなく社会全体が良い方向へ変化していく原動力となると考え、創設されました」とコメントしている。