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ヤギの株価が続伸 「タトラス」新規出店が業績押し上げ 株式分割も好感

NEWMay 14, 2026.セブツー編集部Tokyo, JP
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繊維商社のヤギは5月11日、2026年3月期の通期連結決算を発表、売上高は859億3400万円(前年比3.1%増)、営業利益は42億2800万円(同18.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は36億7000万円(同39.8%増)となった。最終利益は前年から約4割増と大幅な増益を記録している。好決算と株式分割の発表が好感され、13日までに株価は6日続伸した。同社は、普通株式1株を3株に分割すると発表しており、投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資しやすい環境を整え、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図る狙いだ。株式分割後の発行済株式総数は2490万株となる。

ヤギは、マテリアル事業、ライフスタイル事業、アパレル事業、ブランド・リテール事業、不動産事業を展開している。繊維原料などを扱うマテリアル事業は、売上高247億2500万円(前年比3.4%減)、セグメント利益5億8900万円(同20.9%減)と減収減益だった。その中で業績を大きく牽引したのが、ブランド・リテール事業だ。売上高は133億4800万円(同25.3%増)、セグメント利益は20億600万円(同93.6%増)と大幅な増収増益を記録した。同事業には、傘下のWEAVAが運営する「タトラス(TATRAS)」が含まれており、新規出店の拡大が売上成長に寄与した。高価格帯ダウンブランドとして国内外で人気を維持しており、ブランド事業の収益性向上にもつながっている。

2027年3月期の通期業績予想は、売上高880億円(前年比2.4%増)、営業利益44億円(同4.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益37億円(同0.8%増)を見込む。繊維商社として長い歴史を持つヤギだが、近年は「タトラス」を中心としたブランド事業の存在感が急速に高まっている。素材商社からブランド収益企業への転換が、株式市場でも改めて注目を集めている。

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