アダストリアは12月27日、2025年2月期の第3四半期決算(累計)を発表した。売上高は2200億8900万円(前年同期比8.3%増)、営業利益は147億7000万円(同9.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は99億700万円(同14.2%減)と増収減益だった。
11月末時点で国内外で1577店舗を展開する主力のアパレル・雑貨関連事業は、売上高は前年同期比7.9%増となる2085億8800万円、セグメント利益は同7.2%減となる153億8200万円だった。飲食事業は前年同期比15.3%増となる115億5600万円、セグメント利益は4億1500万円の赤字(前年同期は1億2500万円)だった。
また、ウェブ事業は、10月に「ドットエスティ(.st)」から「アンドエスティ(and ST)」に名称を変更したウェブストアが好調で、会員数は前年同期から170万人増加し、1920万人。売上高は前年同期比7.2%増の545億円だった。
アダストリアは、2025年にリアル店舗の出店を強化するとしている、来春に東京・銀座に「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」の旗艦店を、東京・原宿の原宿駅前には「アンドエスティ」の旗艦店を出店する予定だ。
アダストリアの2025年2月期の通期業績予想は、売上高は2900億円(前年比5.2%増)、営業利益は190億円(同5.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は127億円(同6.0%減)を見込む。