「洋服の青山」を展開する青山商事は2月28日、エススクエアードの発行済株式を全て取得し完全子会社化したと発表した。これに伴い、エススクエアード、メルボメンズウェア、メルボ紳士服工業の計3社のメルボグループが青山商事の子会社となった。取得価格は非公開だが、連結純資産の15%に相当する金額未満としており、株式譲渡は全て現金にて4月1日を予定している。なお、2022年3月の連結業績に与える影響は軽微と見込んでいる。
メルボグループは、オーダースーツブランド「麻布テーラー」を展開するSPA企業で、1964年の東京五輪日本選手団のブレザーを手がけた。青山商事が発表した2024年3月期を最終年度とした3ヵ年の中期経営計画で、オーダースーツが成長分野の一つとしており、「麻布テーター」のブランド力に同社のスケールメリットを加えオーダー市場でのシェア拡大を目指し今回の決断に至ったという。