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アツギが2022年3月期通期の業績予想を下方修正 黒字予想から一転17億円の赤字予想へ

Jan 30, 2022.Tokyo, JP
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ストッキング大手のアツギは1月28日、2022年3月期の通期業績予想を下方修正した。売上高は220億円(修正前は256億円)、営業損益は21億円の赤字(修正前は1億円の黒字)、当期純損益は17億円の赤字(修正前は2億円の黒字)に修正した。前年の売上高は162億2800万円、営業損益は25億9300万円の赤字、当期純損益は38億2600万円の赤字だった。

2021年7月30日に公表した2022年3月期の通期連結業績予想については、ワクチン接種の進展等に伴い国内の移動・行動制限が緩和されることにより消費マインドが改善され、個人消費が段階的に回復に向かうことを想定していた。しかし在宅勤務や外出自粛などの「新しい生活様式」が社会に広く浸透し、同社の主力商品群であるプレーンストッキングやタイツなどのレッグウエア商品の着用機会が減少したことなどにより販売が総じて苦戦し、計画を下回る見込みとなったため今回下方修正を行った。アツギは利益面では、売上高の減少による減益、需要減少に伴う工場稼働率の低下やコスト割高等による採算の悪化により、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに当初の予想を下回る見込みだ。

アツギは1月20日、子会社のアツギ東北による生産体制を5月末で終了し、中国工場に集約すると発表している。アツギ東北は2020年に300名ほどの希望退職者を募集するなどしていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が続いていた。

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