一般社団法人バンクフォースマイルズが、「コスメバンクプロジェクト」の本格始動を発表した。それに伴い、「コスメバンクプロジェクト」運営コミッティが立ち上げられ、計22社の化粧品・日用品メーカーなどが参画した。
「コスメバンクプロジェクト」は、「女性と地球にスマイルを」をスローガンに、昨年12月に立ち上げられた団体。同時期には、化粧品・日用品メーカー17社の参画のもと、パイロット配送を実施。ひとり親世帯を中心とした経済的困難を抱える女性たち約2万2000人に、約15万点の商品をコスメの詰め合わせギフトとして届けた。ギフトが届けられた世帯からは、「お金は子どもに使う。自分のコスメは買えていなかったので、嬉しい」、「新品の化粧品を誰かにプレゼントしてもらうことが久しぶりで、心がときめいた」 という母親からのメッセージや、「届けられたコスメを使いキレイになったお母さんを見て、嬉しい」 という子どもからの喜びの声が寄せられた。
今回立ち上げられた「コスメバンクプロジェクト」運営コミッティは、アドバイザリーボードとして年間を通じて支援するボードメンバー企業と、配布活動の都度参加する協力企業で構成される。ボードメンバー企業には、資生堂やコーセー、日本ロレアルをはじめとして、「ラブライナー(LoveLiner)」などを販売するmsh、「サロニア(SALONIA)」「ボタニスト(BOTANIST)」などを販売するI-ne、「ルルルン(LuLuLun)」などを販売するグライド・エンタープライズ(Glide enterprise)、スパーティー(Sparty)、太陽油脂、マードゥレクス(MADREX)ら化粧品メーカーが参画。また、ロート製薬、アース製薬、エステーなどの製薬会社、日用品メーカーも参画し、計12社がアドバイザリーボード企業となった。協力企業には、セザンヌ、マンダム、「ヒロインメイク」などを販売する伊勢半、アヴァンセ、「ドモホルンリンクル」などを販売する再春館製薬所、「デンキバリブランシ」などを販売するGM CORPORATION、ハリウッド、「アヴェンヌ(AVENE)」などを販売するピエールファーブルジャポン、「美顔水」などを販売する桃谷順天館、ラフラジャパンの計10社が参加した。
今後は、5月に「母の日ギフト」、12月に「クリスマスギフト」として年に2回、コスメの詰め合わせギフトの配布活動を継続する予定。既に5月初旬に向けた配送準備が進められ、個人からの協力を募るクラウドファンディングも3月8日から開始している。また、地方自治体と連携しながら、晴れの日のメイクや就業・就学を応援する新たなプロジェクトも検討されている。第1弾として、千葉県柏市との提携が既に決定しており、活動の幅を広げている。