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良品計画 堂前社長就任1年目は2度の業績下方修正で合格点か?

Oct 14, 2022.三浦彰Tokyo,JP
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良品計画 堂前社長

「無印良品」「MUJI」を展開する良品計画の2022年8月通期決算が発表になった。
・売上高:4961億7100万円(前年比+9.4%)
・営業利益:327億7300万円(同−22.8%)
・経常利益:372億1400億円(同−18.0%)
・親会社株主に帰属する四半期純利益:245億5800万円(同−27.6%)

これは6月30日同社が発表した通期業績予想の下方修正を大きく上回る数字だった。ちなみに4項目を前期末決算発表時業績予想(2021年10月14日)、第2四半期決算発表時下方修正(2022年4月14日)、2022年6月30日発表下方修正の3回の業績予想の推移を見てみると:
・売上高:4800億円→4700億円→4700億円
・営業利益:450億円→380億円→260億円
・経常利益:450億円→405億円→300億円
・親会社株主に帰属する当期純利益:320億円→270億円→200億円

期中に2回も業績の下方修正があったわけだが、2021年10月から社長に就任した堂前宜夫氏(どうまえ・のぶお、元ファーストリテイリング取締役副社長)の流儀なのか、あるいは最初の決算になるので慎重になったのかは定かではないが、とにかく6月30日に下方修正した業績予想は大幅にクリアすることができた。株式市場でもこの通期決算を好感して、決算発表翌日の10月14日には、10月13日終値の1197円から102円高の1299円を終値でマークしている。しかし、海外戦略の成功で一時4000円を突破し破竹の快進撃をしていた頃に比べれば業績も一服し、株価は3分の1の水準だ。堂前社長による第二創業宣言と柳井正ファーストリテイリング会長兼社長並みにぶち上げた目標の2030年8月期売上高3兆円、営業利益4500億円、営業利益率15%というとんでもない数字は実現可能なのだろうか。そう言えば柳井正会長兼社長が2009年にぶち上げたのは2020年の年商5兆円で、SPA業界世界ナンバーワンであったが、現在は年商2兆円でギャップ(GAP)社は抜いたものの第3位。誰も公約違反だなんてことはいわずに、その偉業達成を褒め上げている。その柳井社長に仕込まれた堂前社長だけに「目標は大きく掲げよ」ということなのか。紆余曲折のあった就任1年目はあっという間に過ぎたが、2年目は3兆円の目標に向けて、大きく羽ばたいて欲しいものだ。

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