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新しい出会いを生む場所「ハラカド」 神宮前交差点に2024年オープン

Nov 9, 2023.セブツー編集部Tokyo,JP
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「ハラカド|原宿」公式Xより

2024年春、原宿・神宮前交差点の南西のカドに、次世代の商業施設がオープンする。明治通りと表参道の交差点、異なる文化が交差する場所で、「新たな文化を育てる」ことをコンセプトにした東急プラザ原宿「ハラカド」だ。

「ハラカド」は、入居するクリエイターたちが中心となって施設運営に取り組む「ハラカド町内会」を結成する。インターネットでどこにいてもつながりを持てる現代だからこそ、「集まれる場所」を起点に人と人との身体的なつながりを生み出す試みだ。働く人、遊びに来た人、フラッと通りかかった人、いろんな人が新しい出会いを見つけられる場所になるだろう。

「ハラカド町内会」には、デザイン会社のオフィス、銭湯、アートギャラリー、雑誌だけの図書館、カフェなど、個性豊かな企業やクリエイターが集まっている。商業施設の入居者としてはかなり特殊な並びに見えるが、入居者はそれぞれフロアをプロデュースし、独自のプロジェクトを立ち上げることで、テナントと利用者という垣根を超えた共創のきっかけを探る。

神宮前交差点一帯をクリエイティブの震源地にすることも、「ハラカド」の掲げる目標の一つだ。古民家を改装したイベントスペース「UNKNOWN HARAJUKU(アンノン原宿)」や、サステナブルファッションの拠点である「NewMake Labo(ニューメイクラボ)」などの近辺の施設と共同し、裏通りと表通りの発見をともに世界へ発信していく。

この「場所」を支える建築は、国内外から注目を集める建築家・平田晃久が手がけた。「太田市美術館・図書館」や、今年オープンした「まえばしガレリア」などのプロジェクトに関わった新進気鋭の建築家だ。「ハラカド」は、生物が絡まることのできる「からまりしろ」という考え方をもとに、神宮前交差点を拡張するような建築になっている。

「ハラカド」の特徴は不規則な形のカーテンウォールだろう。原宿の持つ多種多様なエネルギーを映し出すスクリーンとなっている。夜になると内部の断面がファサードにあらわれ「ハラカド」内の活動が露出し、道と建築が溶け合うような感覚を生む。交差点に向けて開かれた屋上庭園は、向かいの東急プラザ表参道「オモカド」の屋上庭園と呼応しつつ、街に向けて開かれた自然となる。

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