銀座の老舗セレクトショップとして知られるサンモトヤマは、2019年9月30日に東京地裁へ自己破産を申請し、10月1日付で同地裁より破産手続き開始決定を受けた。同社は9月26日、自社HPで銀座本店、阪急17番街店、プティサンモトヤマ軽井沢を当面休業すると発表し、昨年6月に代表取締役社長に就任した卜部正壽氏が9月22日付けで取締役に降格、苦境が伝えられていた。今年3月には長野県に本社を置く旅行業・バス会社のトラビスジャパンの小林道明・社長と資本・業務提携を結んでいたが、5月に解消、その影響もあり資金繰りが悪化していた。1988年7月期には約86億8000万円の売上高を計上していたが、2018年7月期の売上高は約29億1300万円まで落ち込み、当期純損益は約7億2300万円の赤字となっていた。