
撮影:SEVENTIE TWO
美容室チェーン「タヤ(TAYA)」を展開する田谷は4月30日、2026年3月期の通期決算を発表した。売上高は50億7500万円(前年比6.8%減)と減収となった一方、営業利益は3700万円(同877.3%増)と大幅に改善し、営業黒字を確保した。同社株価は同日、前日比8.43%高の270円で取引を終えている。
利益面では、原材料価格の上昇による仕入コストの増加があったものの、販管費を約5500万円削減したことが寄与し、営業利益は前年から大きく伸長した。ただし、店舗閉鎖に伴う費用や減損損失などを特別損失として1億6900万円計上した影響で、当期純利益は1億6000万円の赤字(前年は6200万円の赤字)となり、最終赤字は拡大した。
また、同社は4月7日に経営体制の刷新も発表している。代表取締役会長(CEO)には保科匡邦氏、代表取締役社長(COO)には中村正二氏が就任予定。これまで代表取締役会長兼社長を務めていた田谷和正氏は退任し、相談役に就く。新体制への移行により、経営の意思決定スピードや収益体質の強化が期待される。
2027年3月期の業績予想は、売上高52億円(前年比2.5%増)、営業利益4000万円(同5.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1000万円と黒字転換を見込む。構造改革を進めながら、収益の安定化と成長軌道への回帰を目指す。
減収・最終赤字という厳しい結果となった一方で、コスト削減による営業黒字化や新体制への移行など、再建に向けた動きは着実に進んでいる。今後は、不採算店舗の整理を含めた構造改革の成果を、どこまで持続的な利益成長につなげられるかが焦点となりそうだ。





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