・HPやIRで「自社製品の利用拡大中!」と書いてあるのに具体的クライアント名や採用数がない
・ユーザーの声や利用企業、社内の声がない
▶ オルツの場合:
・「AI GIJIROKUの導入社は?」という問いに具体的な企業名なし
・第三者委員会報告書では、「アカウント数の半数以上が未使用」と判明
→ポイント 「売れてると言ってるのに、誰が使ってるか教えてくれない」は確実に怪しい。
2.販売しているモノを自社でさえ使ってない
▶ 投資家の勘どころ
・「御社で自社製品を導入してますか?」というIR担当者への質問に答えてこない(メールで聞くと無視か、「まもなく導入します」と答えてくる)
▶ オルツの場合:
・社外取締役からは「会議の録音を確認した形跡なし」
・第三者委員会では、自社で「AI GIJIROKU」をフル活用した証拠が出てこなかった
→ポイント「自分たちが使ってない商品を売ってる」は確実にアウト。
3.苦労している点や課題についての開示ゼロ
▶ 投資家の勘どころ:
・広報資料や企note、IRに「うまくいった話」しか載せていない
・「顧客対応で苦労した」「仕様変更で顧客のクレームをいただいた」など、リアルな課題が皆無
▶ オルツの場合:
・noteやHPには「AIが社会を変える」系の抽象表現ばかり。いわゆる苦労話がない
・「顧客との対話」「社外取締役の声」「他社からの感想」「現場の反省」的情報は見当たらない
→ポイント 「成功ストーリーしか語らない会社」ほど疑うべき。特にITは常にバグと苦情がつきもの。
4.外部評価を出すが、誰も検証できないタイプの表彰や格付けばかり
▶ 投資家の勘ポイント:
・たくさんの賞や格付け獲得をアピールするが、それが商品利用者にとって何の意味もないもの
▶ オルツの場合:
・「未来の市場をつくる100社」選出を強調したが、それっきり
・受賞・選出後の導入実績のレポートもない
→ポイント 受賞で安心せず、「むしろその後どうなったか?」を追うこと
5.FAQ・契約条件・料金などの商業情報が出てこない
▶ 投資家の勘ポイント:
・サービスの価格表・比較表・プラン詳細の公開なし
・問い合わせないと何もわからない
▶ オルツの場合:
・製品の具体的な料金記載なし。活用事例も一部業種名のみ
巳之助も最初は、スタートアップの企業ばかり投資をして、かなり!失敗したので載せました。とにかくちょっとでも「?」と思ったら、企業に聞くか、最初から候補にしないことだね。1~5は、今も毎日自分に言い聞かせているよ。巳之助はこれからも「怪しい会社」は全力で指摘します!
■プロフィール:いづも巳之助
プライム上場企業元役員として、マーケ、デジタル事業、株式担当などを歴任。現在は、中小企業の営業部門取締役。15年前からムリをしない、のんびりとした分散投資を手がけ、保有株式30銘柄で、評価額約1億円。主に生活関連の流通株を得意とする。たまに神社仏閣への祈祷、占い、風水など神頼み!の方法で、保有株高騰を願うフツー感覚の個人投資家。