「ベストジーニスト2021」が決定　永瀬廉と新木優子が一般選出部門を受賞　堀米雄斗はビデオ出演

日本ジーンズ協議会は11月25日、最もジーンズが似合う有名人を決定する「第38回ベストジーニスト2021」の授賞式を開催した。一般選出部門では、男性はKing&Princeの永瀬廉が、女性は女優でモデルの新木優子が受賞した。また、協議会選出部門では、吉本興業所属のお笑いタレント・東野幸治、『名探偵コナン』の灰原哀役や『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイ役で知られる声優・林原めぐみが受賞した。そして東京五輪・スケートボード男子ストリートで初代金メダリストとなった堀米雄斗選手は、協議会選出部門のグローバル賞を受賞した。さらに、協議会選出 特別貢献賞には「脱スーツ・デー」を設けることでジーンズやスニーカーでの勤務を推奨したとして、伊藤忠商事が選出された。

永瀬廉は、「今回はこのような素晴らしい賞を頂き、本当にありがとうございます。ジーンズ好きの僕としては、人生で1番嬉しい瞬間です」。「ベストジーニスト賞は僕がデビューする前から、高校生の頃から受賞したいと言っていた賞です。何年か越しにその夢が叶って嬉しいです。来年も再来年も受賞を目指したいです」。「多くの先輩方が受賞されてきたこの栄誉ある賞の名に恥じぬよう、ジーンズを愛していきたいです」。と述べている。新木優子は、「この度はこのような素晴らしい賞を頂けて本当に、本当に嬉しいです。ファッションを好きになった頃からジーンズは楽しんできました。この賞に見合うように、ジーンズの楽しみ方をこれからも模索していきたいです」とコメントしている。

東野幸治は、「おしゃれファッションを学びたい」との思いから自身のYouTubeで「東野デニム」企画を配信しており、おふざけ無しで「真剣にデニムを極めたい」と勉強に励む姿が、同協議会が掲げる「KEEP ON YOUR JEANS SPIRITS」に相通づるとして今回選出された。東野は、「忙しい日を過ごしていると、テレビ局から家、家からテレビ局の繰り返し。テレビ局ではスタイリストさんがいて、どんどんおしゃれに興味がなくなっているなと。こうなってはまずいということで、デニムを追求してみようと『東野デニム』を立ち上げました」。「それから1年弱、デニムに合うものに色々興味を持つようになって、今回気づいたらベストジーニストを受賞ということで、大変嬉しく思います。これをきっかけにおしゃれに興味がなくなってきたな、という男性が『デニムを買ってお出かけしてみようかな』と思える後押しになればいいなと思います」とコメントしている。

声優の枠を超えて、ラジオパーソナリティ、作詞家、エッセイストなどマルチに活動する林原めぐみは、今年歌手デビュー30周年のベスト盤として『VINTAGE DENIM』をリリースしており、同作からは時と共に味わいを増すジーンズへの深い理解と愛情が感じられるとして、今回の受賞に至った。林原は、「私が出演させていただいたアニメ作品に関しても、インターネットの普及で古いも新しいも関係なく、良いものは良いという仕組みが出来上がっていると思います。デニムにも、新しいものには緊張して履く楽しみがあったり、古いビンテージものには歴史を感じることができますし、アニメと似た部分があると思います」とコメントしている。

プロスケートボーダーの堀米雄斗選手は、新型コロナウイルスの影響で開催が1年延期された東京オリンピックにおいて今夏、全世界を熱狂させ、老若男女に多大な影響を与えた。若くして渡米し、自らを厳しい環境に追い込むことで困難に打ち勝つ彼の姿には、「KEEP ON YOUR JEANS SPIRITS」に相通づるものとして今回見事、グローバル賞受賞者に選出された。現在は米国・ロサンゼルスに拠点を置いているため、ビデオメッセージでの出演となった堀米選手は、「1年延期になったことで新しいストリートのパートを生み出すことができたりしたので、僕的には延期はポジティブに捉えていました」とオリンピックを振り返り、笑顔を見せながら受賞の喜びを綴った。

ベストジーニストとは、日本ジーンズ協議会がジーンズの良さを多くの人々に知ってもらいたいという趣旨で1984年から毎年開催しているアワードで、全国一般消費者からの投票により決定する「一般選出部門」に加え、同協議会が推薦・選出する「協議会選出部門」「次世代部門」の3部門が設けられている。今年度から一般選出部門の選出プロセスが変更され、インターネットおよびSNS調査によりランダムに選ばれた10〜50代までの2000人から最もジーンズが似合う有名人をヒアリングし、ノミネート者が決定された。ノミネート者の一般投票をWEBサイト上で実施し、上位男女1名を決定している。