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ブランドを始めた騎手ルメールには「アーモンドアイ」とコラボして欲しい

Mar 24, 2022.三浦彰Tokyo, JP
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アーモンドアイに騎乗するクリストフ・ルメール騎手

JRA(日本中央競馬会)所属のフランス人騎手のクリストフ・ルメールがファッションブランド「CL by C.ルメール」を立ち上げ4月13日から専用のオンラインストアなどで販売される。競馬好きなら毎年200レースほど勝つルメール騎手を知らない者はいないだろう。ファンの間では「マメール」と呼ばれている。「マメール」はフランス語では私のお母さんの意味だが、日本の競馬ファンは、「またルメールだよ」という意味で使っている。特に「穴党」(配当の大きい来そうもない馬券を購入するタイプのファン)からは、本命サイドの馬に乗ることの多いルメールは「天敵」だろう。ルメール騎手は1979年5月20日生まれ42歳、2015年からJPAの騎手免許を持ち、2017年から昨年までリーディングジョッキーを続けている。とにかく騎乗技術はとび抜けて巧い。日本人人気ジョッキーには騎手クラブ会長で日本競馬のレジェンドである現役騎手の武豊がいるが、53歳でさすがに昔のようには勝てなくなっている。ルメールはこの武豊が持っていた年間最多勝212勝を更新する215勝を2018年にマークした。

武豊を始め人気騎手や人気馬のキャップ、ネクタイ、マスク、トートバッグ、キーホルダー、マグカップ、アイフォンケース、タオルなどは従来から販売されていたしTシャツなどもあったが、今回の「CL. by C.ルメール」では、ポロシャツ、パンツなどまでアイテムを広げているようだ。

競馬ファンは、同姓同名のクリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)というファッション・デザイナーがいることは知らないだろう。「エルメス(HERMES)」のウィメンズウェアのデザイナーをやっていたこともあるし(2010〜2014)、最近は「ユニクロ(UNIQLO)」とのコラボ(現「ユニクロU」)に端を発し、なんとファーストリテイリングが2018年にルメール社の株式の49%を取得してしまった。現在はユニクロパリR&Dセンターのアーティスティック・ディレクターでもある。

話が横道にそれたが、どのファッション関連紙・誌も、ルメール騎手に「あなたがいままで一番素晴らしいと思った馬は?」の質問を忘れていたようだ。これには、間違いなく「アーモンドアイ」(15戦11勝の史上最強牝馬で生涯獲得賞金19億円の日本記録をもつ。15戦中14戦にルメール騎乗)とルメールは答えたと思う。そして日本には「アーモンドアイ(ALMOND EYE)」(デザイナー:白浜利司子)というブランドがあることをたぶんルメール騎手は知らないだろう。今後はファッション・デザイナーのクリストフ・ルメールとのコラボも考えられるが、ぜひ次は「アーモンドアイ」とのコラボをしてウィメンズウェアに挑戦してもらいたいものだと競馬ファンである私は期待している。ちなみに「アーモンドアイ」のデザイナーの白浜利司子も馬券は買わないが競馬ファンだ。もちろんアーモンドアイ号もルメール騎手も知っている。

 

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