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Japan|サンゴ保護に取り組むコーセーが専門家らと化粧品成分のサンゴへの影響を研究

Feb 7, 2020.高村 学Tokyo, JP
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コーセーは、2009年から雪肌精「SAVE the BLUE」プロジェクトを通して、沖縄のサンゴ保全に取り組んできた。その活動の中心的な役割を担っている沖縄のサンゴ養殖の専門家・金城浩二氏と連携し、サンゴに対する化粧品成分の影響把握にむけた本格的な研究に着手してきたが、横浜国立大学大学院・環境情報研究院の尾形信一准教授とも同時に連携し、3者の共同研究によって、より詳しい解明を目指す。コーセーはこうした研究によって、海への環境負荷の低い化粧品の開発に繋げていく。

近年、パラオ共和国や米国ハワイ州、フロリダ州キーウェストなどの世界有数のサンゴ礁を有する地域で、日やけ止め料の販売や持込、使用を法規制する動きが相次いでいる。一方で、米国パーソナルケア製品評議会(PCPC:Personal Care Products Council)では、化学物質がサンゴに与える影響を判断する科学的根拠は十分ではないとして、紫外線の悪影響から人を守るために有益な日やけ止め料の使用を止めることには慎重な姿勢をとっている。

コーセーはこうした状況を踏まえて金城氏と意見交換を行う中、「SAVE the BLUE」プロジェクトで続けているサンゴ保護への取り組みを研究領域にも広げ、「海に入る人の肌を紫外線等から守りながら、サンゴにもやさしい化粧品の開発」を目指したいという両者の思いから、共同で基礎研究を行なうことで一致し、事前準備を進めてきた。

成育自体が難しいサンゴを用いた試験にあたって、20年以上の経験に基づくサンゴの生態に関するスペシャリストである金城氏の豊富なノウハウにより、確度の高い研究が可能となる。さらに、尾形信一准教授とともに、サンゴの外観等の変化のみでなく、遺伝子レベルでの生化学的および分子生物学的な影響を評価していく計画だ。化粧品の製剤技術をもつコーセーと金城氏、尾形准教授の3者の連携により、化粧品成分がサンゴに与える影響を把握し、海への環境負荷が低い化粧品の開発と、SDGsへの貢献を目指していく。

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