②「ジョウンド(JJJJound)」
「ジョウンド」 は、時代を超えたデザインに見られる不変のパターンを検証することを目的としたデジタルムードボードとして、2006年にスタートしたブランド。カナダ出身のクリエイターであるジャスティン・サンダース(Justin Saunders)が手がけている。これまでに「アディダス(adidas)」、「ニューバランス(New Balance)」など有名ブランドとのコラボレーションを次々に行い、話題性のある商品を生み出すヒットメーカーでもある。2022年8月の「アシックス」とのコラボでは、ホワイトのメッシュをベースにしたシューズを2色ラインアップした。メタリックな印象と、ホワイトの爽やかさが特徴的なシューズで、基盤となったモデルは「アシックス」の「ゲルカヤノ(GEL -KAYANO)」シリーズだ。このシリーズは2023年に生誕30周年を迎えるシリーズでもあり、「アシックス」のなかでも特に機能性に優れ、復刻商品も数多い。「ジョウンド」とのコラボシューズも、「キココスタディノフ」同様、発売開始すぐに完売した。
③「セシリー・バンセン(Cecilie Bahnsen)」
「セシリー・バンセン」は、2015年にデンマークのコペンハーゲンで設立されたウィメンズブランド。ロマンティックでフェミニンなアイテムを多く展開している。繊細なディテールや、こだわりの詰まったクチュール技術が特徴的だ。これまで「ディエッメ(Diemme)」や、「チャールズ&キース(CHARLES&KEITH)」などのブランドとコラボシューズを制作してきた。「アシックス」とは、2023年春に初めてタッグを組み、7月に新たなコラボスニーカーを発売した。独特なグラフィックがほどこされたシューズ2色がラインアップし、「セシリー・バンセン」のフェミニンな世界観を反映したコレクションとなった。2色のうちブラックは、BLACKPINKのジェニも着用している。
④「マーティンキム(Matin Kim)」
最近日本でも若い世代を中心に人気の韓国のブランド「マーティンキム」。デザイナー兼インフルエンサーのキム・ダインが2019年に立ち上げたブランドで、シンプルかつデザイン性のある商品は、20代、30代からの支持を多く得ている。路面店がある聖水(ソンス)店は、渡韓した日本人観光客がよく訪れる場所にもなっている。そんな「マーティンキム」と「アシックス」のコラボスニーカーの発売日だった4月7日には、聖水店に抽選をするための行列ができた。カラーはブラック、ホワイト、グレーの3色。ウィメンズ商品ではあるが、28.5cmまでサイズがあるため、買い求める男性も見られた。どんなスタイルにも合わせやすいデザインと、街履きだけでなくトレイルシーンでも活躍する用途の広さが人気のアイテムだ。日本でも「アシックス」のオンラインストアと、ABCマート系列の「ビリーズ(BILLY'S)」などで取り扱いがあったが、いずれも数量限定のため競争率が高かった。
以上、これまで発売された人気コラボシューズ4選を紹介した。人気だったブランドは継続的にコラボレーションをする可能性が高く、目が離せない。「アシックス スポーツスタイル」の新商品情報や、コラボアイテムのローンチ情報などは公式インスタグラムを通していち早く知ることができる。