「ロンシャン(LONGCHAMP)」は、旗艦店である「ロンシャン ラ メゾン 表参道」と「ロンシャン ラ メゾン 銀座」を5月8日にリニューアルオープンした。
新しい店舗のデザインコンセプトは、「現代のパリジェンヌが暮らすアパルトマン」。アパルトマン(Appartment)は、フランス語でマンションなどの集合住宅の一室を指す。その一つ一つの部屋が集まっている様子を再現するように、新店舗にもそれぞれ趣の異なる空間が共存している。
エントランスには、背丈の違うウッディなテーブルや椅子が配置され、まるで友人の家に招かれたかのよう。本棚のようなシェルフに、絵画や本などの雑貨と共に新作コレクションがディスプレイされているのもユニークだ。ラウンジにはヴィンテージ風の家具やラグ、ソファなどが並べられ、細部に渡ってパリのアパルトマンを再現している。
また、店舗全体は濃い緑色と萌黄色の2つのブランドカラーがベースに使われ、ブランドのコレクションやアートピースの鮮やかな色を引き立てる。
パリを拠点に活動するデザイナーのピア・シュヴァリエ(Pia Chevalier)が制作した大きなデカンタのセットやドーナツを模したマグカップ、フランス人デザイナーのフィリップ・モデル(Philippe Model)が制作したトレーなど、ブランドが選んだアーティストたちとのコラボレーション作品も楽しめる。
国内の他店舗も順次、新しいデザインコンセプトに沿っていく予定。5月26日からは新コレクション発売を記念した日本限定プロジェクトも企画している。創業の地であるパリに原点回帰しつつ、アップデートされた新しい「ロンシャン」にぜひ足を運んでみてほしい。