「ミズノ」は11月1日、シアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー(49歳)との共同開発プロジェクト「A51」を発表した。
「A51」は、イチローが考える本当に良いものを世界中の野球をする人へ届け、幸せにすることを目標にしたプロジェクトだ。プロジェクト名は「AREA51」から由来しており、シアトル・マリナーズの本拠地セーフコ・フィールド(現T-モバイル・パーク)のライトポジションを守るイチローの高い守備力から呼ばれた名称である。
第1弾となる「A51グラブ」は、2006年からイチローのグラブを担当してきたミズノテクニクスのグラブ職人、岸本耕作マイスターが制作を担当。イチローのグラブのみに採用されているプラチナカラーに輝くシリコンエンブレムが施された特別仕様だ。受球面の指先(薬指・中指)には当て革を追加し、軽量でありながら強い打球にも負けないタフな仕様になっている。耐久性を考慮しつつ革の厚みを極限まで薄くした「A51グラブ」は、市販品としては過去最高レベルの軽量感を実現した。
「A51グラブ」は、12月3日から「ミズノ」の直営店4店舗及び一部の野球特約店で順次発売され、価格は69,300円。