「トゥー フェイスド」が日本から撤退

エスティローダー カンパニーズ（ESTEE LAUDER COMPANIES）の日本法人であるELCジャパンは６月９日、米カリフォルニア発のメイクアップブランド「トゥー フェイスド（Too Faced）」の日本事業撤退を発表した。

「トゥー フェイスド」は1998年にジェロッド・ブランディーノ（Jerrod Blandino）とジェレミー・ジョンソン（Jeremy Johnson）により設立されたメイクアップブランドで、2016年にエスティ ローダー カンパニーズに買収されたのち、日本には2019年７月に上陸した。ピンクを基調としたコンセプトカラーでクルーエルティフリーの製品を展開してきた。デジタルネイティブ世代を中心に支持を得た「トゥー フェイスド」は、インスタグラムにおいて約1277万人のフォロワーを獲得している。

渋谷スクランブルスクエアや伊勢丹新宿本店、大阪心斎橋の旗艦店など全国に７店舗を構え、2021年９月に発売された「ベター ザン セックス マスカラ ドール ラッシュ」が雑誌「ViVi（ヴィヴィ）」の2021下半期マスカラ部門３位を受賞するなど、日本での経営は順調に思われたが、今回、年内を目処に「トゥー フェイスド」全店舗およびECサイトの営業・販売を終了することとなった。

現在「トゥー フェイスド」公式オンラインショップでは、６月30日23時59分まで一部製品を除く全ての製品が50％オフとなるセールが実施されている。期間中は購入金額に応じて特典もあるので、是非この機に一度覗いてみてはいかがだろうか。