スニーカー解説　No.１　「イージーブースト350 V2 ISRAFIL」

カニエ・ウェスト（Kanye West）、改名しイェ（Ye）となり話題を集めたが、10月26日更なる話題を呼んだ。イェと結んでいるパートナーシップを解消し、「イージー（YEEZY）」ブランドを終了すると発表したのだ。そんな悪くも注目を集めている「イージ」ブランドの「YEEZY BOOST 350 V2」について今回は解説していきたい。

今回解説していくのは、「YEEZY BOOST 350 V2」からイスラム教の天使イスラーフィールの名を表す、YEEZY BOOST 350 V2 ISRAFILである。今作は2020年8月22日にリリースされ「アディダス（adidas）」公式で販売された。今作は「アディダス」が独自に開発したプライムニットを薄いブルーに染め、サイドのラインには淡いオレンジ色がいいアクセントになっている。ソールに暗めの色を採用することで、全体的に引き締められシックの装いを感じさせる。

イスラム教の天使イスラフィールは最後の審判の裁きを知らせるラッパを吹くとされ、音楽を司る天使である。イスラムの四大天使の１柱で、その名は神の火、燃え上がるものを意味しており、自らラッパを吹くと自らの炎に包まれ消滅してしまう。まさに、命の炎を身体で体現しているような天使なのだ。 今作のサイドのラインが淡いオレンジ色なのもそういった炎の意味が込められているのだろうか。