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アマナの出版事業、再編進む 写真誌「IMA」などの取り扱いで青幻舎と業務提携

NEWSep 29, 2025.セブツー編集部Tokyo, JP
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京都を拠点とする出版社・青幻舎は9月25日、広告写真制作会社のアマナと業務提携を締結したと発表した。10月1日から、アマナが手がける写真誌「IMA(イマ)」や著名作家の写真集などを青幻舎が取り扱う。出版流通の強化を通じて、写真・アート分野のさらなる拡張を目指す。

今回の提携により、青幻舎はアマナが発行する写真誌「IMA」や、川内倫子や杉本博司、石川直樹らの作品集をはじめとする出版物の販売・流通を担当する。青幻舎の既存ネットワークや販路を活かし、より広い層への作品の届け方を模索していく構えだ。

青幻舎は、京都書院で30年以上にわたり美術出版に携わってきた安田英樹氏が1995年に創業。アート、デザイン、文芸、写真など多様なジャンルの書籍や写真集を手がけ、国内外のアートブックフェアへの出展を通じて国際的な存在感を高めている。今回の提携についても、同社が長年培ってきた美術出版の専門性と、国内外のアートマーケットとのネットワークが背景にある。

一方のアマナは、広告・コンテンツ制作を主力としつつ、出版事業にも取り組んできた。連結子会社の料理通信社が発行していた料理専門誌「料理通信」は2020年12月号をもって休刊し、現在はウェブ版へと移行。また、林貴則氏が編集長を務めていたキッズマガジン「ミルクジャポン」からは撤退し、現在はSARUTA9が発行しているなど、出版事業の再編を進めている。

 

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