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ゴルチエと代官山と鈴木エドワードの奇妙な因縁

Sep 21, 2019.橋本雅彦Tokyo, JP
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かつての「ジャン=ポール・ゴルチエ」代官山店(鈴木エドワード建築設計事務所公式HPより)

今年4月に竣工したばかりのオンワードホールディングスによるKASHIYAMA DAIKANYAMA(カシヤマ ダイカンヤマ)では、9月14日から10月13日まで「EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER」を開催中だ。オンワード樫山がその才能の開花を支援した「ジャン=ポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のコレクションピース13体やアーカイブ16型をリプロダクトした限定アイテムなどを公開している。

その会期中の9月15日、奇しくも建設家の鈴木エドワード氏が脳卒中で71年の人生に幕を閉じた。実はこの鈴木氏、代官山に1986年にオープンした「ジャン=ポール・ゴルチエ」の日本初の路面店を設計した建築家だった。屋根のトタンが嵐で吹き飛ばされそうな斬新なデザインが評判を呼んだ。その後このブティックは改装され、「ソニア リキエル(SONIA RYKIEL)」の路面店になり、現在はオンワードグループの1社であるアイランド社の「グレース コンチネンタル(GRACE CONTINENTAL)」の路面店になっている。もうゴルチエと代官山と鈴木エドワードの関係に気付く者もほとんどいなくなったのではないだろうか。合掌。

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