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ストッキング離れが重く、アツギが黒字化目標を断念 役員報酬減額で立て直しを急ぐ

NEWJan 30, 2026.セブツー編集部Tokyo, JP
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ストッキングやインナーウェアを主力とするアツギは1月29日、2026年3月期の通期業績予想を下方修正するとともに、役員報酬の減額を発表した。7期ぶりの営業黒字化を目標に掲げていたが、一転して営業損益は7億円の赤字となる見通しで、回復への道のりはなお厳しい。

修正後の業績予想では、売上高は222億円(従来予想230億円、前期比1.5%増)、営業損益は7億円の赤字(従来予想1億円の黒字、前期は9億3000万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益も7億円の赤字(同1億円の黒字、前期は3億7600万円の赤字)と、最終損益の赤字幅が拡大する見込みだ。

同日に発表した2026年3月期の第3四半期決算も低調だった。売上高は前年同期比1.1%減の157億1200万円、営業損益は6億8100万円の赤字(前年同期は5億9500万円の赤字)。前年同期に7億9300万円の黒字だった最終損益は、7億1000万円の赤字へと転落した。

背景には、消費者の節約志向の高まりによるストッキング需要の減少がある。加えて、長引く円安による原材料や製品調達コストの上昇、物流費や人件費の高止まりが収益を圧迫。コロナ禍以降、在宅勤務の定着で通勤需要が戻りきっていないほか、通勤スタイルのカジュアル化や気候変動の影響による「ストッキング離れ」も逆風となっている。

こうした状況を受け、アツギは役員報酬の減額を継続する。日光信二社長と社外取締役を除く取締役は月額報酬の30%、監査役は20%を減額する。期間は1月から6カ月間としている。

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