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「ビームス」がなでしこジャパンの新オフィシャルスーツをデザイン

Jan 15, 2022.Tokyo, JP
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2017年からなでしこジャパンのオフィシャルスーツの製作を手掛ける「ビームス(BEAMS)」は、3代目となる新スーツを発表した。今回は男女のスーツに共通の色と素材を用いることで、チームが一丸となり同じ目標に向かって歩んでいくことを表現。さらに環境に配慮した再生素材を使用した。新オフィシャルスーツのウィメンズデザインは、ジャケットは移動の多い選手の動きやすさを考慮しつつ、全体的にシャープでスッキリとした印象に。ウエスト位置は少し高め、着丈は腰回りがスッキリ見える位置までやや長めに施している。パンツは座った時や長時間の着用時にも楽に過ごせるよう、後ろベルトにゴムを内蔵。ウエスト位置を高めにし、裾に向かってやや細くなっていくシルエットは、ジャケットと同じくスタイルアップが叶うデザインだ。ストライプのシャツにはあえてフロントピンタックを入れ、さらに襟をバンドカラーにすることでフォーマルでありながらトレンド感のある雰囲気に。素材にはハリ感と肌ばなれがよい高密度のタイプライター素材を採用している。場面に応じて使用するカットソーは、消臭、抗菌、吸水速乾、UPF30という機能面と動きやすさを兼ね備えつつ、ジャケットに合わせても綺麗なクルーネック仕様にした。

メンズデザインは、前モデルからのアップデートを図るべく、よりファッショナブルにブリティッシュのテイストを加えたデザインに仕上げた。ジャケットの右ポケットの上には「チェンジポケット」と呼ばれる小さめのポケットを付け、スマートな印象に。また、普通のポケットの上に付くため目線が上にいきやすく、視覚効果としてウエスト位置が上がって見え、スタイルアップを実現する。シャツはスーツとの相性を考慮し、英国王室一族が好んで着用するデザインとしても知られている、襟とカフスを白無地の生地に変えたクレリック仕様に。身頃には柄を入れクラシックな中にも印象を与えつつ、衿とカフスを白無地にすることで清潔感や上品さを与えている。ネクタイはJFAカラーのブルーとなでしこジャパンカラーのピンクをかけ合わせることで、チームとしての統一感と一体感を出した。レジメンタル柄は17世紀のイギリス陸軍が着用するようになったのが起源と言われているため、今回のブリティッシュテイストのスーツとの相性も抜群だ。

チーフは、TPOに合わせて印象を変えられるよう、2WAYで使用出来るようにアップデート。柄は前回のままに、なでしこジャパンカラーであるピンクは縁に残しつつ、メインの柄のカラーをブルーに変更した。メンズにおいては、ネクタイとカラーを合わせているためコーディネートとしてもバランスよく使用ができる。ネクタイをしない時期でも上品に洒落感を演出できるデザインに仕上がっている。

なでしこジャパンの池田太監督は「FIFA女子ワールドカップ出場権を懸けたAFC女子アジアカップに、ビームスの新たなスーツと共に臨めることを嬉しく思います。大会に向けた国内トレーニングキャンプに早速、選手・スタッフが皆この新しいスーツを着用して集合しましたが、全員が同じ色、素材を身にまとうことで、強く一体感を抱くことができました。スタイリッシュでかつ華やかさもあるデザインは選手をピッチ上とはまた違った表情に彩ってくれますし、私自身も袖を通すと自然と身の引き締まる思いになります。また、再生素材が使われ、サステナビリティを実現するための取り組みがなされていると聞き、強く共感しています。なでしこジャパンとしても、社会に対して感動を届けるんだという姿勢でプレーしているので、そういった社会との接点を持つコンセプトもチームにマッチしていると感じています。このスーツを着て、大会に臨むことを待ち遠しく思います」とコメントした。

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