この中でSHUDUは既に人気のあるバーチャルモデルで、個人のInstagramには14万人(9月5日時点)を超えるフォロワーがついている。彼女はカメラマンのキャメロン-ジェームス・ウィルソン(Cameron-James Wilson)が創り上げたキャラクターで、すでにスーパーモデルとして活動している。Rihanna(リアーナ)がプロデュースしたコスメブランド「Fenty(フェンティ)」の公式Instagramに彼女を起用したビジュアルを公開したことで、人気が爆発した。今回「Balmain」がウィルソン氏の協力のもと、新たに2人のキャラクターを創作した。今回のキャンペーンは、ブランドの冒険精神と包容力を表現するためだという。
実は最近SNSでは、ファッション好きならよく知るCGによるバーチャルモデルが流行っている。Lil Miquela(リル・ミケーラ)というCGインフルエンサーは、Instagramで140万フォロワー(9月5日時点)の人気を集めている。彼女のInstagramのアカウントをチェックしてみると、ブランドキャンペーンだけではなくプライベートまで全て載せている。他のCGキャラクターや本物のセレブ、モデルと出かけたりと、本当の人間よりも充実した日々を送っている。最近彼女は社会問題やニュースについて、自分の思いをコメントする投稿もしている。このように、バーチャルモデルたちは将来的にファッションリーダーだけではなく社会論理など、より深い側面から人々に影響を与える存在になる可能性がある。
昨今のファッションブランドは、消費者の注目を集めるために想像を越えるキャンペーンを次々と実施している。バーチャルモデルを起用したキャンペーンはこれまでのスーパーモデルを起用したものと比べると最初は戸惑いを感じるが、彼女たちが未来の主流になる日がやってくるかもしれない。