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イオン系コックス、「イッカ」リニューアル進むも伸び悩みで中間純利益は10%減

NEWOct 9, 2025.セブツー編集部Tokyo, JP
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イオングループでカジュアルファッション専門店を展開するコックスは10月9日、2026年2月期第2四半期(3〜8月)の連結決算を発表した。売上高は74億7800万円(前年同期比2.1%減)とわずかに減収となったものの、営業利益は8億8600万円(同0.4%増)と微増。親会社株主に帰属する中間純利益は7億6100万円(同10.1%減)と減益となった。

全国で176店舗を展開するコックスは、主力ブランド「イッカ(ikka)」の刷新を進めており、店舗構成や販促戦略の見直しに取り組んでいる。2025年度上期までに19店舗のリニューアルを実施し、「ikka THE BEAUTIFUL LIFE GREEN STORE」へのコンセプト転換を加速。累計で106店舗のリニューアルが完了した。

マーケティング面では、ファッション誌「InRed」や「MonoMax」などとのタイアップキャンペーンを実施、インフルエンサーを起用したスタイリング提案企画などを展開した。店舗とオンラインを連動させたオムニチャネル型の販促を強化したが、上期の収益押し上げ効果は限定的だった。

2026年2月期の通期業績予想は、売上高158億円(前年比3.3%増)、営業利益13億円(同2.9%増)と、増収増益を見込む一方、最終利益は10億2800万円(同14.1%減)と減益を予想している。

コックスはイオングループの中でも中価格帯ファッション事業を担う中核企業として位置づけられており、「イッカ」以外にも「LBC」「ノーニード(NO NEED)」など複数ブランドを展開する。競合が多い中で、リニューアル店舗の効果検証やデジタル販促の効率化が下期の鍵となりそうだ。

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