無料動画配信サービス「GYAO!(ギャオ)」は、3月31日午後5時をもって有料コンテンツ「GYAO!ストア」や「トレンドニュース」を含む全てのサービスを終了すると公式サイトで発表した。
「GYAO!」で見逃し配信を行っているアニメの中には、最終話を放送できない作品も存在しており、「ブルーロック」や「吸血鬼すぐ死ぬ2」、「もののがたり」など全13作品の代替えサービスとしてヤフーは民放公式見逃し配信「TVer」を挙げた。「GYAO!」オリジナルコンテンツで木村拓哉が出演する番組「木村さ〜〜ん!」や木梨憲武の出演する「木梨の貝」など全9作品は3月31日で配信が終了する。
「ネットフリックス(Netflix)」や「アマゾンプライム(Amazon Prime)」といった米国発の動画配信プラットフォームを始め、昨年11月に「FIFA ワールドカップ」の全64試合を無料でライブ配信した「アベマ(abema)」など、競争が激化していた。GYAOを傘下に持つZホールディングスは今後、LINEが展開する縦型ショート動画サービスの「ライン ブーム(LINE VOOM)」に経営資源を集中させていくとしている。