ファッションの祭典「メットガラ(Met Gala)」が5月2日(現地時間)に開催され、会場となった米国・ニューヨークのメトロポリタン美術館には多くのセレブリティが集まった。「メットガラ」とは、世界最大級のメトロポリタン美術館のコスチュームインスティテュート(メトロポリタン美術館服飾研究所)のためのチャリティーイベントで、1948年から行われており、最近では1回の開催で米国ドルで8桁もの金額が集まると言われる一大イベントだ。レッドカーペットに登場したセレブリティたちは、展覧会を観覧したのちにディナーを楽しむのが恒例で、奇抜なファッションで参加するセレブリティも多く、毎年世界中のメディアから注目を集める。
今年もキム・カーダシアン(Kim Kardashian)やビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)をはじめ、ケイティ・ペリー(Katy Perry)、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)、サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)、カミラ・カベロ(Camila Cabello)、ショーン・メンデス(Shawn Mendes)といった総勢200名近いセレブリティたちが集まり、華やかな祭典となった。
今年の「メットガラ」で特に注目したいのは、推定資産が2190億ドル(約28兆4700億円*)で、米国の経済誌「Forbes」が発表する2022年版の世界長者番付で初の1位になったイーロン・マスク(Elon Musk)とモデルで実母のマヤ・マスク(Maye Musk)だ。マヤ・マスクは15歳でモデルとしてのキャリアをスタートし、23歳で長男のイーロンを出産、31歳で離婚してからは女手ひとつで3人の子どもを育てた。先月、74歳を迎えたマヤ・マスクは、現役のモデルとして現在も精力的に活動しており、この日も「ディオール(Dior)」のベルベットドレスの装いで登場した。そんなマヤ・マスクをエスコートするイーロンも微笑ましい。先月、約440億ドル(約5兆7000億円*)でツイッター社の買収交渉をまとめ世界中を驚かせたイーロンだが、親子揃ってファッション業界からも注目の的だ。
*1ドル=130円換算(5月3日時点)