
フランスの高級香水ブランド「アンリ・ジャック(HENRY JACQUES)」の路面店が銀座並木通りに4月24日にオープンした。
「アンリ・ジャック」は、香水の都と名高い南仏グラースでアンリ・ジャック クレモナが1975年に創設、セレブを中心にオーダーメイドのフレグランスを作り続けてきた。伝統を重んじながらもアヴァンギャルドで革新的な香水を世に送り出しているフレグランスメゾンだ。自分だけの香水を持つことは、自分の足跡を残すユニークな痕跡であり、自分のアイデンティティの象徴であり、魂の表現であり、特別な事だという考えに基づき、その人だけの貴重で特別な香りのワードローブを提案している。
フランスのラボラトリーでは、世界各地で採取された天然素材を厳選して組み合わせて、半世紀にわたり培われたノウハウと伝統的な製法で調香師達によってひとつひとつ大切に手作業で作られている。一般的な香水の香料濃度が高くても30%程度であるのに対し、「アンリ・ジャック」の香料濃度は100%であり、非常に希少なエッセンスから構成されている。
丁寧な製造方法のため、15mlの小瓶でも8万円以上、限定品ともなると30万円以上とかなり値が張る。さらにケースが特許を取得した練香水「クリッククラック(CLIC CLAC)」はゆうに300万円を超えている。
現在はアンリの娘、アナリズ・クレモナが代表を務め、さまざまな人々が自分だけの香りを見つけることができるようなラインアップを展開している。2014年に第一号店となるイギリスのハロッズに店舗をオープンし、パリのモンテーニュ通り2番地のフラッグシップブティックを含むアメリカ、アジア、中東、ヨーロッパにブティックを展開中だ。
日本では、2022年2月にGINZA SIXに期間限定ポップアップサロンをオープンし、日本に本格上陸し、今年2月には伊勢丹新宿店で期間限定ポップアップサロンを行った。
これらのポップアップサロンのデザインは、建築家でブランドのアーティスティックディレクターのクリストフ・トレメールが手がけた。フランス本社が日本むけにセレクトした日本限定の香りも3種発売されている。そしてこの度ついに日本初の路面店がオープンした。