
老舗の繊維商社・堀田丸正は9月26日、フィリップ・ロード(Phillip Lord)氏が代表取締役CEOに就任すると発表した。11月11日の臨時株主総会後に正式就任する予定で、現社長の上杉隼土氏は同日付で退任す
今回の人事刷新と同時に、堀田丸正は新たな成長戦略としてビットコイン・トレジャリー事業を立ち上げることを明らかにした。これに伴い、社名をBitcoin Japan(ビットコイン・ジャパン)へと変更し、暗号資産領域を新たな柱とする方針だ。
同社はこれまで、ファッション事業やマテリアル事業など4事業を展開してきたが、ビットコイン関連事業を今後の成長ドライバーに位置付ける。フィリップ・ロード氏の就任によって、暗号資産市場への本格的な参入を図る構えだ。
2025年3月期の業績は、売上高30億9800万円に対して営業損益3億5500万円の赤字、最終損益4億700万円の赤字を計上。しかし、今期は3000万円の黒字転換を見込んでおり、新体制と新事業による収益改善が期待されている。