
ボタニカルブランド「ボタニスト(BOTANIST)」や「ヨル(YOLU)」を展開するI-neの株価が5月15日、前日比8.52%高となる1,146円まで上昇した。同社が同日に発表した株主優待制度の変更が好感されたようだ。
I-neは、これまで年1回だったデジタルギフト形式の株主優待を、年2回に分割して実施すると発表した。対象は毎年6月30日と12月31日時点の株主で、100株以上499株以下の株主には各5,000円分、500株以上の株主には各1万円分を贈呈する。
優待内容は楽天ポイントギフトやAmazonギフトカード、PayPayマネーライト、QUOカードPayなどに交換できるデジタルギフト。年間総額は従来と変わらないものの、受け取り頻度が増えることで個人投資家にとって魅力が高まった形だ。
同日には2026年12月期第1四半期決算も発表した。売上高は124億9300万円(前年同期比12.4%増)と二桁増収だった一方、営業利益は7億6500万円(同13.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億7300万円(同54.4%減)となり、増収減益だった。
2026年12月期通期の業績予想は、売上高520億円〜540億円(前年比6.2%増〜10.3%増)を見込む。営業利益は5億円の赤字から10億円の黒字レンジを予想している。
一方で、I-neは2022年12月期第2四半期に実施した「リンクフェード(WrinkFade)」に関する18億円規模の商標権譲受取引を巡り、取引相手のRight Hereが当時、連結子会社または関連当事者に該当していた可能性が浮上。これに伴う調査の影響で、2025年12月期決算の開示が期末後50日を超える異例の事態となっていた。同社は、今回の決算開示遅延を重く受け止め、再発防止策を徹底していくとしている。

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