「ケンゾー(KENZO)」の創業者でファッションデザイナーの高田賢三が10月4日、フランスのパリの病院で死去した。81才だった。新型コロナウイルスに感染し、治療中だった。高田賢三は、文化服装学院を卒業後、65年に渡仏し、70年にはブティック「ジャングル・ジャップ(Jungle Jap)」をオープンし初コレクションを発表した。93年にはLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)の傘下に入り、99年に「ケンゾー」のデザイナーを退任した。その後は、オペラ「蝶々夫人」の衣装のデザインやアテネオリンピックの式典ユニフォームのデザインなどを担当していた。2016年にフランス政府からレジオンドヌール勲章シュヴァリエ位を授与され、今年1月には新ブランド「K3」を立ち上げたばかりだった。