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Global|カールの「シャネル」ショー欠席が最大の話題に

Jan 25, 2019.久米川一郎Tokyo, JP
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2019年春夏パリ・オートクチュール週間(1月21日〜1月24日)で、最大の話題を提供したのが1月22日に発表された「シャネル(CHANEL)」のランウェイ。といっても、コレクションそのものではなく、いつもフィナーレに元気な姿を見せるデザイナーのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld、1933年9月10日生まれ)が、1回目のショーでも2回目のショーでも姿を見せなかったのだ。なんでも史上初ということで、さまざまな憶測を呼んでいる。

「シャネル」のショーは、大雪に見舞われた1月22日にいつものようにグラン・パレで、パリ時間10時と12時の2回開かれた。しかし、カール大帝はいずれの回のフィナーレにも登場しなかった。1回目のショーの終わりには「ラガーフェルド氏は2回目のショーには出席します」とショーの音楽を担当したミッシェル・ゴベール(Michel Gaubert)によるアナウンスがあった。しかし、2回目のショーにも登場せず、代わりに登場したのはカールの長年の片腕として知られるクリエイティブ・スタジオのディレクターであるヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)女史だった。「ラガーフェルド氏は疲労によりショーには参加しませんでした。代わりにヴィアール女史に、彼の代わりにフィナーレに登場するように頼みました。ヴィアール女史とイメージ・ディレクターのエリック・フランダー(Eric Pfrunder)は、引き続きラガーフェルド氏と共に、コレクションとキャンペーンイメージを展開していきます。ラガーフェルド氏の一刻も早い回復を願っています」とシャネル社は正式な声明を発表した(以上、ハーパーズ バザーによる)。

85歳という年齢であり、大事をとったショー欠席ということだろう。しかし「シャネル」のオートクチュールでも、プレタでも、さらに「シャネル」に加えてミラノ・コレクションで彼がデザイナーを務める「フェンディ(FENDI)」のウィメンズのショーの後でも、カールのフィナーレ登場は一種の「風物詩」的なものであった。というより、このカーテンコールはファッション業界の最大のイベントのひとつにすらなっていた。この欠席を悪く勘繰る輩も出て来そうではある。とにかく重ねて書くが、ミラノのジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI、1934年7月11日生まれの84歳 )と並んで、現在2人はファッション界の人間国宝的な存在である。これが「終わりの始まり」でないことを祈りたいものである。

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