丸井グループの2025年３月期はカードクレジットの取扱高が４兆5305億円と過去最高を更新

ファッションビル「マルイ」などを展開する丸井グループは５月15日、2025年３月期の通期連結決算を発表した。売上高にあたる売上収益は2543億9200万円（前年比8.1％増）、営業利益は445億1500万円（同8.5％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は265億8800万円（同7.8％増）と増収増益だった。

小売事業とフィンテック事業がともに伸長し、好業績を牽引した。小売事業の売上収益は823億円（前年比6.4％増）、営業利益は86億円（同22.8％増）と増収増益で、営業利益は４期連続の増益だった。フィンテック事業はカードクレジットの取扱高が前年から10％増となる４兆5305億円と過去最高を更新。新規入会も82万人と過去最高で、累計では790万人となった。カードクレジットが好調で、フィンテック事業の売上高は1810億円（同8.3％増）、営業利益は441億円（同4.0％増）と増収増益だった。

丸井グループの2026年３月期の連結業績予想は、売上収益は2725億円（前年比7.1％増）、営業利益は500億円（同12.3％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は280億円（同5.3％増）としている。