メンズアパレルを展開するメックス(mex co.,ltd.)は、9月17日に東京地裁へ自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けた。負債は約12億7800万円。メックスは1990年8月に設立された男子服小売業者で、ターゲットは主に20~30代の男性。OEM生産で自社ブランド「ジージーディー(GGD)」「エイチブイシー(HVC)」「グランドグローバル(GRAND GLOBAL)」などを展開し、ショッピングセンターやファッションビル、駅ビルに出店している。しかし、積極的な店舗出店などが仇となり、人件費や出退店費用の高騰などから2015年3月期、2016年3月期と連続で赤字を計上。2017年3月期の年売上高は約28億円を計上し多少浮上したが、以降もアパレル不況の影響を受け、厳しい経営が続いていた。信用不安が散発し、2019年3月期の年売上高は約21億円にまで低迷しており、ここに来て今回の措置をとることとなった。なお、一部店舗はグランドグローバルに事業承継され、運営される。