
寝具メーカーの西川は、2月1日付で新経営体制へ移行し、竹内雅彦氏が社長執行役員COOに就任すると発表した。竹内氏は同社出身の理系人材として初の社長就任となる予定で、2026年4月の定時株主総会および取締役会決議を経て正式に代表取締役に就任する見込みだ。現社長の菅野達志氏は任期満了に伴い顧問に就任する。
この人事は、西川が1566年の創業から460周年を迎える節目の年に当たり、「第2の創業」と位置づけられる大きな転換点となる。伝統的な寝具メーカーとしての枠を超え、単に寝具を販売する企業から、AI技術やデジタルデータを活用して睡眠課題の解決を目指す「睡眠ソルーション企業」への進化を加速させる狙いがある。
竹内氏は1993年に西川へ入社後、営業企画や戦略部門などで経験を積み、2025年2月からは執行役員として西日本営業統括を担当してきた。理系出身として日本睡眠科学研究所にも深く関わり、科学的エビデンスと現場ノウハウを融合する視点を持つ経営者として評価されている。
竹内氏は就任にあたり、「社員一人ひとりが主体的に挑戦できる組織をつくる」と抱負を語り、デジタルとアナログを両立する二刀流経営で企業の変革を牽引する意気込みを示している。
西川は全国に130以上の「ねむりの相談所®」などの体験型拠点を展開し、アナログの顧客基盤とデジタル会員を合わせて約70万人規模の顧客資産を有している。新体制では、これらの資産をAIによる睡眠解析やプロの知見と融合させ、顧客に最適化された睡眠改善サービスを提供することを目指す。睡眠時のバイタルデータ活用を進めることで、健康や美容といった幅広い領域で価値を創出し、より良い毎日を支えるプラットフォーム企業としての地位を確立したい考えだ。








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