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認知症気味だったファッション評論家のピーコが行方不明

Apr 11, 2023.三浦彰Tokyo,JP
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「ピーコのファッションチェック」より

ファッション評論家のピーコ(78歳)が行方不明になっていると「週刊女性」(主婦と生活社)が4月10日に報じている。ポストに新聞が溜まっているのを不審に思った近隣住人が管理人に連絡。管理人は代理人弁護士に連絡し、ピーコの部屋に入るとエアコンとTVがつけっぱなしになっていたという。3月下旬には突然近隣住人に警察が訪ねて来てピーコの所在を尋ねていたというから事件に巻き込まれた可能性もある。

ピーコは、2021年夏「オフィスおすぎとピーコ」を閉鎖し、同年12月に「5時に夢中!」(TOKYO MX)に出演したのを最後に休業状態になっていたという。

2022年5月に「女性セブン」(小学館)が報じたところによると、2010年から福岡を拠点に生活していた映画評論家のおすぎが2021年夏ごろから認知症の兆しを見せたために横浜のマンション(亡くなった姉から相続)に住むピーコが引き取った。しかし、同居するとピーコにも認知症の症状が出てしまったという。ケンカが絶えなかったため、おすぎは昨年2月介護認定を受け、ピーコのマンションを出て近くの高齢者施設に転居。それからピーコはひとり暮らしをしていたという。

ピーコのキャリアをWikipediaで調べてみた。1945年1月18日神奈川県横浜市保土ケ谷生まれ。横浜市立桜丘高校卒業後は横浜トヨペットに入社。その後電飾工場を経て、1964年にサンヨーレインコートに入社。ピーコのニックネームは、その時の倉庫での作業時のお喋りを「ピーピーうるさいぞピーコ!!」と言われたのが契機だという。

1969年に「今後ファッションの仕事をしていくには基本から勉強しなくてはならない」とサンヨーレインコートを退職し、文化服装学院デザイン科に入学。芸能界入りは1971年におすぎ経由で裏方としてドラマ衣装の製作を頼まれたことがきっかけだ。その後は、映画評論家おすぎとファッション評論家ピーコのオカマコンビとして辛口のマシンガントークが人気だった。

2人の違いがよくわからない人のために書くと、ピーコは1989年に悪性黒色腫のために左眼を摘出し、義眼で眼鏡をかけている。

すでに引退に近い状態だったピーコだが、今回のピーコの行方不明は認知症気味だっただけにはなはだ心配である。せめてもう一度、あのマシンガントークを聞かせてほしいものだが。

 

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