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ロックポートジャパンが特別清算、ジーフット大赤字とABCマートのひとり勝ち続く

Oct 7, 2022.三浦彰Tokyo,JP
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コロナ禍も収束が見えたというのに、日本のシューズ業界はなかなか厳しい。まずロックポートの日本法人であるロックポートジャパンが9月8日付けで東京地裁から特別清算の開始決定を受けた。ビジネスシューズの革アッパーにスニーカーのアウトソールを付けた靴が人気で、「ロックポート」は日本で1987年に販売開始。メンズだけでなくベーシックなウィメンズのパンプスも履きやすいとキャリアに好評で、一時は人気ブランド化したこともあった。しかし、2018年には米ロックポートが連邦破産法第11条適用会社になり経営破綻。日本での販売も振るわなくなり、コロナ禍も手伝って日本事業についても店舗の閉鎖が相次いでいた。今年の3月には日本法人のロックポートジャパンの解散が決議されていたが、今回の特別清算に至った。今後、「ロックポート」ブランドは丸紅フットウェアが日本の総販売代理店として事業を継続していく。

一方イオンの靴子会社であるジーフットの8月中間決算が10月5日に発表になったが、惨たんたるものだった。
・売上高:330億円900万円(収益に関する会計基準を今期から採用のため比較できないが前年は346億5000万円)
・営業利益:−19億8800万円(前年−29億600万円)
・経常利益:−20億8800万円(同−29億5200万円)
・親会社株主に帰属する四半期純利益:−21億3600万円(同−31億2700万円)

前年よりも赤字幅は各利益段階で縮小しているものの赤字は続いている。さらに通期(2023年2月期)の業績についても、4月8日の前期通期決算発表時の業績予想の下方修正を行っており、売上高750億円→630億円、営業利益−10億5000万円→−54億円、経常利益−12億円→−56億円、親会社株主に帰属する当期純利益−18億円→−59億5000万円。いずれも驚くような大幅な下方修正でわずか半年のうちにこうした事態に陥っており、経営陣の責任問題になりそうだ。店舗展開も「アスビー(ASBee)」への統一をはかり、オリジナルブランド比率をアップするなどの施策を急ピッチで進めているが、良い結果は出ていない。今後の動向が要注目の企業だ。

株価もなんとかキープしていた300円を割り込んで危険水域の200円台に突入してきている。いよいよ赤信号である。とにかく日本のシューズ市場はABCマートのひとり勝ちで、日本撤退するブランドがあったり赤字拡大企業が苦境に喘いでいる。

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